新社会人で辞めるってどうなの?辞めたいときの対処法

新社会人で辞めるってどうなの?辞めたいときの対処法

新社会人になって早い段階で、「仕事を辞めたい」と思うこともありますよね。あなただけではなく、多くの新社会人が同じように仕事の悩みを抱え、同じように仕事を辞めたいと思っているに違いありません。

 

私自身も、新社会人の時、毎日のように「辞めたい」と思い悩んだ経験があります。ですから、今のあなたの辛さは誰よりもよくわかるつもりですよ。

 

辞めたいと思いながら、そうかんたんに辞めるわけにも行かないと思うからこそ、悩むわけですよね。

 

では、どうすればいいのか。同じ悩みを抱えてどうすればいいのか散々迷ったことのある経験者の一人として、私から少しだけお話しさせていただきます。

 

@現状を冷静に整理してみる

 

仕事のことで思い悩み、辞めたいという気持ちになると、どうしても自分を客観視できなくなってしまうものですよね。客観的にものごとを見られなくなると、正しい判断ができません。

 

ですから、一度、自分の今の状況や問題点を、冷静に整理してみる必要があるでしょう。その前に、前提として自覚してほしいことが1つあります。

 

それは、あなたは今の職場の人事担当者から選ばれた人材だということ。プロの人事担当の方が、あなたを面接して「この人なら、うちの会社の戦力になってくれる」と判断したからこそ、採用決定したわけですよね。

 

つまり、あなたには今の仕事を続けて、成功する可能性が小さくないわけです。あなた自身がどう自己評価するかは別にして、プロの人事はそういう評価をしたわけです。そのことを、まずは押さえておいてください。

 

その上で、現状を客観的に見つめなおしてみましょう。

 

自分の抱えている問題を、あらためて整理してみるのです。問題は、何か。たとえば、「仕事が覚えられない」ということが悩みの種だとしたら、「覚えられているところ」と「覚えられていないところ」を分けてみましょう。

 

新社会人になった初日であれば「すべてが覚えられていない」ということもあるでしょうが、時間がたつにしたがって、少しずつは覚えられて行きますよね。

 

「社外からかかってきた電話の出方は覚えられたけど、社内メールの書き方がよくわからない」というように、「できるようになったこと」と「まだできないこと」を分けてみるのです。そのとによって、「何を覚えれば、問題が解決するのか」が見えてくるわけなんですよ。

 

あるいは、「人間関係に悩みを抱えている」という場合は、「誰との関係に問題があるのか」「比較的うまくいっているのは誰との関係か」というように、分析してみましょう。

 

「誰ともうまくいっていない」というケースもあるかもしれませんね。その場合でも、「うまくいきそうな可能性のある人は誰か」を考えてみてください。

 

また、仕事上の悩みの多くは、時間が解決してくれるということも、実際にあるんですよね。「仕事が覚えられない」というような悩みなどが、その好例です。

 

どんな仕事でも最初はわからないものですが、くりかえし行うことで、だんだん身に着いていくものなんですよ。

 

職場になじめないというような悩みも同様でしょう。「問題は何か」を客観的に見つめなおし、整理することで、「時間が解決してくれるかも」という可能性が見えてくるかもしれません。

 

少しでも明るい光を感じることができれば、少なくても今の状態よりは、精神的に楽になれると思いますよ。どういう判断を最終的に下すかは別にして、まずは、自分の現状を静かに冷静に見つめてみてくださいね。

 

A転職のシミュレーションをしてみる

 

今の仕事を辞めたとしましょう。その後、一生仕事をしなくてもいいというなら、話は別ですが、多くの場合、今の仕事を辞めたら、別の仕事を探すことになるでしょう。

 

ですから、一度、仕事を辞めるという前提のもとに、転職のシミュレーションをしてみるといいと思いますよ。

 

新社会人での転職と言うことになると、いわゆる「第二新卒」の扱いになるでしょう。第二新卒の求人をチェックしながら、情報を集めてみるといいと思います。

 

転職エージェントや転職支援サービスを利用して情報チェックだけでもしてみるといいでしょう。求人雑誌を見てみるのもOK。

 

それと同時に、私がぜひおすすめしたいのは、実際に履歴書や職務経歴書を作成してみるというやり方です。

 

ただ、情報を集めるだけでなく、実際に転職活動の際に使う書類を書いてみるのです。つい最近、就活の際に履歴書を作成したはずですが、今あらためて、現時点での履歴書を作ってみてください。

 

その際、自己分析もやり直してみましょう。「学生時代にさんざんやったから」という理由で、自己分析をパスするのはおすすめできません。自己分析を一からやり直すことによって、学生時代には見えなかった自分の姿が見えてくることがあるからなんですよ。

 

当然、履歴書には現在の仕事についても書くことになります。自分はどういう部署で、どういう仕事をしているのかを書くことで、改めて自分の仕事を客観視できるわけですね。

 

また、転職では職務経歴書の提出を求められることが少なくありません。自分の経験した仕事の種類や内容を、履歴書よりも詳しく説明する書類です。

 

新社会人の今の段階では、もちろんまだ、「これが私のキャリアです」とアピールできるほどの経験はありませんよね。

 

それでもいいので、一度、仕事の内容を整理してみましょう。これも、自分を客観視するために役立つ方法なんですよ。このように、転職をシミュレーションすることで、もう一度、自分自身のことを見つめなおすことができます。

 

実際に転職するにしても、今の仕事にとどまるにしても、このように自分を把握することは、将来に生かせに違いありません。

 

Bライフプランを考えてみる

 

新社会人の段階では、「ライフプラン」を考える機会はそうないでしょう。「今は、とにかく仕事の悩みでいっぱいいっぱいだから、とても将来の人生計画なんて、考える気にはなれない」と思われるかもしれませんね。

 

実は、私もそうでした。ある先輩から、「ライフプランを考えてみたら?」とアドバイスされたとき、心の中で「今はそんな気持ちになれない」と思ったものです。

 

しかし、言われたとおりやってみたら、これが案外効果があったんですよ。新社会人で「仕事を辞めたい」という悩みを抱えていると、どうしても「今の辛さ」しか目に入らなくなりますよね。

 

常に仕事の悩みで頭がいっぱいで、視野がひどく狭くなってしまっているわけです。ライフプランを考えることには、そのように狭くなっている視野を広げられるという効果があるんですよ。

 

おすすめなのは、休日を利用して、遠出をして一人でゆっくり考えるというやり方。泊りがけの一人旅をおすすめしますが。日帰りでもいいでしょう。

 

とにかく自分の部屋を離れ、遠いところへ行きましょう。そして、「自分はどんな人生を送りたいのか」を考えるわけです。リアリティにこだわる必要はありません。漠然とした夢のプランでかまわないのです。私がやったのは、「夢のマイホームの間取りを考える」という方法でした。

 

将来、家を手にするなら、どんな家にしたいのか、空想するのです。家の間取りを考えると、「家族」のイメージが自然にわいてくるものです。

 

「いつ頃、どんな人と結婚して、子どもが2人いて・・・」と言うように、想像が膨らんでいくでしょう。これは、けっこう楽しい作業ですよ。

 

そして、そうした人生を実現するためには何が必要なのかも、わかってくるに違いありません。少なくても、仕事の悩みでいっぱいになっている頭の中に、そうした空想を楽しむ余裕が生まれるわけです。

 

それだけでも、気持ちが楽になるはずですし、正しい判断をするための一助になるのではないでしょうか。簡単にできることなので、試してみてはいかがでしょうか。

 

C先輩などに相談する

 

ここまでは、問題を整理したり、転職をシミュレートしたり、ライフプランを考えたりという、自分一人でする作業でした。視野は広がるはずですし、自分の客観視することで問題解決の糸口が見つかる可能性は小さくありません。

 

しかし、経験の少ない新社会人は、なかなか自分だけで問題をクリアすることができないものですよね。ですから、やはり一度、誰かに相談してみたほうがいいでしょう。

 

ポイントは、「誰に相談すればいいか」です。学生時代の友達などが、一番相談しやすい相手でしょう。友達なのですから、ちゃんと話を聞いてくれることでしょう。けれど、効果はあまり期待できません。

 

というのも、友達も新社会人で、経験が浅いからです。また、友達から「自分の仕事はうまくいってる。仕事が楽しい」というような話を聞かされれば、ますます落ち込んでしまうことにもなりかねませんよね。

 

親に相談するのは、心配をかけるだけですし、「まだ、新社会人なんだから、辞めるなんて早すぎる」という答えが返ってくることは目に見えていますよね。

 

それに、友達にしろ親にしろ、あなたの職場のこと、仕事のことをよくわかっていません。あなたの仕事に関しては、いわば部外者なのですから、具体的で有効なアドバイスは期待できないでしょう。

 

私がおすすめしたい相談相手は、「職場の先輩」です。今の部署の先輩の中に、話しかけやすい人がいるなら、一度その先輩とランチをいっしょにするなどして、仕事上の悩みを話してみてはどうでしょうか。

 

先輩も新社会人だった時代は当然あるわけですし、あなたと同じ職場で仕事していて、あなたのことも見ているわけですから、プラスになるアドバイスをもらえる可能性はかなり高いと考えていいのではないでしょうか。

 

あるいは、就活をしている時、OB訪問でお世話になった先輩が他の部署にいる場合は、その先輩に話してみてもいいと思ますよ。会社のことはよくわかっているわけですし、一度OB訪問して話をしているわけですから、気安く相談に乗ってくれるのではないでしょうか?

 

その先輩にしてみると、自分のところにOB訪問してきた後輩が、自分と同じ会社に就職したというのは、うれしいことなはずですからね。

 

上司に相談する、という方法ももちろんあります。部下の仕事上の悩みを解決するのも、上司としての務めの一つですから、話をまじめに聞いてくれるにちがいありません。

 

ただ、新社会人の段階では、なかなか上司には話しにくいものです。そこで、先輩をおすすめするんですよ。

 

D辞めるのは「やりたいこと」が見つかってから

 

最後に私がアドバイスしたいのは、「今の仕事を辞めるという判断を最終的にする場合は、辞めた後に何をするか?が見つかってからにすべき」ということです。

 

仕事を辞める手続きはむずかしくありません。大切なのは、辞めた後のことです。

 

先ほど転職のシミュレーションをするという方法を紹介しましたが、今の仕事を辞めた後の選択肢は転職だけではありません。

 

たとえば、「海外留学して語学を身に着ける」といった選択肢も考えられますよね。あるいは「起業する」という、思い切ったやり方もあるでしょう。

 

いずれのケースも、資金が必要になります。仕事を辞めた後に海外留学をしたいとか、起業したいと考えるなら、まずはその資金を作らなければなりませんよね。

 

「その資金作りのために、今の仕事をしばらく続けよう」という判断をすることもありえるでしょう。これはつまり「次にやりたいことが見つかったから、それをモチベーションにして、今の仕事を継続する」というケースです。

 

あるいは、「やりたい仕事が見つかって、転職の判断をした」という場合でも、「希望する転職先の仕事に有利になる資格を獲得しておきたい」と考えれば、やはり、今の仕事を続けながら資格を取るというやり方が考えられるわけです。

 

大事なのは、「仕事を辞めて別の仕事についたけれど、またすぐに辞めてしまった」ということにならないようにすることなんですよね。

 

そのためには、「次にやりたいこと」を具体的に見つける必要があるんです。説明した通り、やりたいことが明確になれば、それを実現するために自分は今、どうすればいいかがわかってきます。

 

それがわかれば、前向きに、着実に歩んでいくことが可能になるんですよね。

 

まとめ

 

自分自身の経験を踏まえて、新社会人で仕事を辞めたいと思っているあなたに、5つのことをお話ししてきました。

 

あなたの人生です。最終的にはあなたの意志で判断すればいいことは言うまでもありません。

 

ただ、もし辞める場合ですが、「辞めてから後悔しないためにはどうしたらいいか」を考えてほしいと私は思っています。

 

私の経験から考える「後悔しないための方法」は、「辞めた後にしたいことを見つける」ということですね。